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何もかもが違うシーシャと葉巻。茅ヶ崎のシーシャ屋さんが葉巻を提供する狙いとは | SLASH SHONAN インタビュー
湘南エリアでも心地よい地元の雰囲気が残る茅ヶ崎エリア。駅から歩いてすぐのところに、隠れ家感満載の雰囲気で姿を現すのが茅ヶ崎唯一のシーシャバー「SLASH SHONAN」です。
コロナをきっかけに移住者も増えたこのエリアで、誰でもフラッと立ち寄って、のんびり飲みながらシーシャを楽しめる空間を創りたかったとのこと。そんなSLASHはシーシャに加えて葉巻を提供する珍しいシーシャ屋さんでもあります。
このユニークな店舗のこだわりとシーシャ×葉巻の魅力について仕掛け人の島影さんに話を聞いてみました。
── まず、SLASHのテーマやコンセプトについて教えてください。
茅ヶ崎と言えば個性的な飲食店やカラオケバーが多い賑やかな街なので、SLASHでは居心地の良いのんびり飲める空間を創りたいと思っていました。
茅ヶ崎では「シーシャ屋」を掲げて店舗を出しているのはうちだけなので、まだ馴染みがないシーシャをより身近に感じてもらえるように、店内も白を基調に清潔感を第一にしています。
シーシャ屋さんはお酒やドリンクにあまりこだわらないことが多いですが、私は元々都内でバーテンダーの経験もあったので、本格的なカクテルやウイスキーの種類も豊富に取り揃えています。
── お酒にもこだわりがあるんですね。SLASHでは葉巻も提供していると伺いましたが理由を教えてください。
一番の理由は、私自身が葉巻が好きだからです。世の中的には喫煙者は減っていますが、シーシャだけでなく、いろんなタバコの楽しみ方を広げたいという想いがあります。
若い世代には試したことがない方も多い葉巻ですが、「葉巻もありますよ」と言うと、吸ってみたいという方は意外と多いです。特に20代から30代前半の方が興味を持ってくれます。葉巻は奥が深い世界でもあるので、興味はあるけど中々試すきっかけが無かったという方も多いのでしょうね。
SLASHのメインはシーシャですが、実は負けないくらいお勧めの葉巻を取り揃えています。シーシャは複数人でシェアすることが多いので、待ち時間に葉巻を提供することもあります。彼女がシーシャを頼んで彼氏は葉巻を楽しむなんてのも良いかもですね。女性がカクテルで、男性はウイスキーみたいな世界観と似ているかもしれません。
── それは面白いですね。逆に女性にも葉巻を勧めることがあると聞きました。なぜでしょうか?
紙巻きたばこと違い香りが良くリラックス効果も期待できるからです。紙巻きたばこの臭いは苦手だけど、葉巻の香りは好きという方は実は非常に多いです。紙巻きたばこを吸わない方、既に辞めた方にも葉巻はお勧めできます。
例えば、1日1箱吸うよりも、週に一度葉巻を楽しむ方が体にも財布にも良いです。健康第一でタバコやお酒をやめるライフスタイルもありますが、葉巻を通じて豊かな時間を過ごすのも一つの選択肢です。
── 週末に葉巻を楽しむのは贅沢な時間ですね。島影さんが葉巻にハマったきっかけは何だったんですか?
バーテンダーを始めた時に、お客さんから教えてもらいました。最初に吸ったのは「モンテクリスト No.2」で、葉巻の魅力に引き込まれました。香りがとても良くて、紙巻タバコとは全く違いました。
── 葉巻を吸っているお客さんの反応はいかがですか?
初心者の方でも葉巻にハマってリピートしてくれるお客さんもいらっしゃいます。繰り返しになりますが、男性を中心に非喫煙者もやはり多いですね。シーシャ自体が非喫煙者にも受け入れられていることが影響しているのかもしれません。個人的には葉巻に食いついてくれた方が嬉しいです。
シーシャはフレーバーが豊富で甘さや爽やかさがあります。一方、葉巻は自然な甘さが特徴です。シーシャはカクテル、葉巻はウイスキーのような感じですね。葉巻はどっしりとした味わいが楽しめます。
── 最後に、初心者の方に向けて葉巻を吸うときのコツやマナーについても教えてください。
初心者には「クールスモーキング」という吸い方をお伝えしてます。口に入る煙をいかに冷やすかという考え方で、燃焼温度が高くなり過ぎないようにゆっくりと吸うことが大事です。目安としては1分間に1回吸うくらいのイメージです。
マナーについては信じられないくらい沢山あります(笑)マナーも大事ですが、まずは自分が一番美味しく吸える方法を見つけてほしいです。自由な嗜好品の世界なので気楽に楽しんでください。
── 本当にいろいろな楽しみ方があるんですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。ぜひ「SLASH」でシーシャと葉巻を楽しんでください。