初めての葉巻の吸い方ガイド

本記事のまとめ

  • 葉巻を吸う前に準備をするものはシガーカッター・ライター・灰皿の3つ
  • 着火前にラベルが付いている側を3mm程度カッターで真っすぐ切り落とす
  • なるべく火は遠ざけて、断面にゆっくり火をつけるのがコツ
  • 煙は口の中だけに、含んで吹き出し絶対に肺には入れない、焦らずゆっくり時間をかけて吸う
  • 葉巻は最後まで吸わなければいけないなんてルールはどこにもありません。自分が満足したタイミングがやめるベストのタイミング

      初めて葉巻を手に取る瞬間は、多くの人にとって特別な体験です。香り豊かで深みのある味わいを楽しむことができる葉巻は、単なる喫煙具ではなく、リラックスと贅沢な時間を演出するアイテムです。しかし、初めての葉巻に挑戦する際には、適切な吸い方やマナーを知らないと、その魅力を十分に堪能できないかもしれません。

      本記事では、初心者の方が葉巻を最大限に楽しむための基本的な吸い方や、知っておくべきポイントを詳しく解説します。

      事前準備

      葉巻を吸う前に準備をするものは3つです。

      ・シガーカッター
      ・ライター
      ・灰皿

      シガーカッター
      葉巻の吸い口部分をカットするためにシガーカッターと言われる特殊なカッターが使用されます。カッターの種類は、ストレートカット、Vカット、パンチカットの3種類が王道です。

      それぞれのカッターには異なる特徴がありますが、最初は最もスタンダードなストレートカットをお勧めします。アンドシガーでもオリジナルのシガーカッターを販売しております。ぜひこの機会にお買い求めください。

      ライター
      葉巻の着火方法にもまた数種類があり、マッチ、シダーの棒、ライターの3種類が王道です。

      この中では、最も簡単なライターの使用を最初はお勧めしますライターの中では、青く火が燃えるターボライターと言われる種類がお勧めですが、最初は通常のライターでも問題ありません。

      灰皿
      灰皿は特に何を使っても最初は問題ありません。灰の飛び散りや火災の防止だけは気をつけましょう。アンドシガーもオリジナルの灰皿を販売しております。ぜひこの機会にお買い求めください。また、灰皿が手元に無い場合、空き缶やアルミホイルなどで代用することも可能です。

      葉巻を選ぶ

      準備が整いましたら、次に自分の好みに合った葉巻を選びましょう。葉巻はサイズ、形状、産地などによって味が異なりますが、一番最初は軽めの味かつ短めなものから始めることをお勧めします。アンドシガーの商品ページでは、各葉巻の味の重さや長さをゲージで表しております。良かったら参考にしてください。

      葉巻のカット

      葉巻を選んだら次はカットです。葉巻を観察して見ると、先っぽが塞がっている側と塞がっていない側が確認できます。塞がっている側は「ヘッド」と言われ、吸い口側になります。塞がっていない側は「フット」と言われ、着火をする断面となります。

      ヘッドが塞がっている状況では空気が通らないため、カッターで塞がっている面を切り落とす必要があります。カッターの中に葉巻を入れ、ヘッドの2mm~3mmを切り落としましょう。この時、真っすぐに切ること、力を入れて思いっきり切ることを心がけましょう。

      葉巻の着火

      いよいよ着火の時です。先ほど切った反対側(フット)をライターで着火します。着火をする時は、火を遠ざけてゆっくりと着火することと、均等に火をつけることを心がけましょう。

      たばこの葉は高温に熱しすぎると香りが飛んで、苦くなってしまうので、なるべく火は遠ざけてゆっくりと火をつけるのがコツです。また、断面に均等に火をつけないと、葉巻が上手く燃焼せず、本来の味が楽しめなくなってしまいます。均等に火をつけるためには、ゆっくりと回しながら着火するのがコツです。優しく葉巻を前後に揺らし、赤く光る着火面にむらが無ければ均等に着火できた証です。

      葉巻の吸い方

      葉巻を吸う時、最初に気を付けておくべきポイントは2つです。これだけ押さえておけば、最高な葉巻経験を約束します。

      ポイント①:煙は口の中だけに含んで吹き出し、肺には絶対に入れない
      葉巻は紙巻たばこと違って肺に入れずに吸います。これは口内喫煙と言われ、香りと味を楽しむ吸い方です。最初は慣れるのに時間が掛かるかもしれませんが、コツはストローでジュースを飲む感覚を再現すると良いでしょう。ストローでジュースを飲む時、まず口の中の気圧を下げ、ジュースを吸い上げます。同じ原理を利用すると、口に煙を含むことができます。煙の味を楽しんだあと、そのまま全部口から吹き出せばOKです。

      ポイント②:ゆっくりと時間を掛けて吸う
      葉巻はゆっくりと時間を掛けて吸うのが美味しく楽しむためのコツだとされています。早く吸い過ぎてしまうと、着火面が熱くなり過ぎてしまい、葉巻の独特な香りが失われ、味が焦げっぽく苦くなってしまうからです。最初の内は、40秒〜90秒に一度吸うペースで試してみると良いでしょう。葉巻は長く置きすぎると消えてしまいますが、これ自体全く問題が無いことです。葉巻が消えてしまったら、灰を優しく落としてもう一度着火すれば良いだけのことです。

      灰の落とし方

      葉巻は紙たばことは違って中の葉が刻まれていないため、灰が落ちずらいのが特徴です。そのため、灰を落とす頻度は少なくても問題がありません。実は灰は着火部分が空気に触れるのを少し妨げるため、温度が高くなり過ぎるのを防ぐ効果があり、灰をなるべく落とさないで吸うのが美味しく楽しむ為のコツともされています。

      灰の長さが指の第一関節を少し過ぎる程度の長さになったら、灰を落とす良いタイミングです。灰を落とす時は、灰皿の淵の部分に灰の付け根を優しく添え、葉巻をくるっと回転すればポロリと落ちます。葉巻は紙巻たばこと違って外側も一枚の葉っぱで構成されている為、叩きつけて灰を落とそうとすると、葉っぱにヒビが入ってしまう恐れがあります。そのためなるべく優しく灰を落とすことを心がけると良いでしょう。

      シールの剥がし方

      手に取った葉巻によっては、シールが巻かれている場合もあるかもしれません。このシールは見た目とブランディングの為でもありますが、実は葉巻の構造を保つ役割も果たしています。このため、シールはなるべく付けたまま吸うのがお勧めですが、シールの近くまで着火部分が近づいたら、燃えてしまう前に直前で剥がすのを忘れないようにしましょう。

      気に入った葉巻の剥がしたシールはとっておき、もう一度同じ葉巻を見つけられるよう保管するのも良いかもしれません。

      葉巻の消し方

      葉巻は厳密に言うと、指で持てる限り吸い続けることができます。ただやけどなどに気を付ける為には、指の第二関節分程の長さになったら消すのが良いでしょう。

      しかし、葉巻は最後まで吸わなければいけないなんてルールはどこにもありません。自分が満足したタイミングがやめるベストのタイミングです。無理に吸い続けて気持ち悪くなってしまう(ヤ二クラ)ことは極力避けましょう。

      万が一気持ち悪くなった場合、吸うのをしばらく休憩し、水を飲みながら安静にしましょう。甘いお菓子やジュースなどを飲むと少し楽になるかもしれません。大体15分程すれば落ち付きますので、リラックスして休むと良いでしょう。

      葉巻を消したいと思った場合、そっと数分おいて置けば自動で消えます。消えたことを確認するまでは目を離さないようにしましょう。灰をゴミ箱に入れる前は、少し水で濡らすとなお安心です。

      最後に

      いかがでしたでしょうか。葉巻は一見難しそうに見え、実はコツさえつかめば、気軽に楽しめる素晴らしい嗜みです。あまり難しく考えすぎずに、試しながら徐々にコツと自分の好きな吸い方を見つけてみてください。